ツリー・オブ・ライフ

8月12日に公開されたブラッド.ピット主演の「ツリー・オブ・ライフ」(原題:The Tree of Life)を観ました。この映画はカンヌ国際映画祭で、最高賞「パルムドール」を受賞しています。若干、ネタばれになるかもしれないので、この映画を観る予定の方は、これ以上読まないでください。
観た感想を一言で言うと、「難しい」。現実的な部分と幻想的な部分、言い換えると、表面的な部分と内的な部分が交互に現れ、生きることの意味や神と人間の関係を表現していたと思うのですが、かなり抽象的な映画でした。
ブラッド・ピットは、以前の「ベンジャミン.バトン 数奇な人生」よりも、地味な役を演じていました。
1950年代の米国のごく普通の家庭の子供から観た両親の姿。厳格な父に対する反感。一見、反抗期の少年の物語にすぎない微妙な映画。
日常何も感じず(?)毎日を過ごしている私たちの背景には、地球誕生のはるかかなたの昔から、何か不思議な力で繋がっているのかもしれないと思いました。
しかし、これほど難解な映画は近年観たことがありません。