北京故宮博物院200選

上野の国立博物館で開催されている北京故宮博物院200選を観てきました。折しもこの冬初めての雪模様の日。普段より入場客が少ないことを期待しつつ。

あに図らんや、館内は人々々。
浅田次郎の「蒼穹の昴」「中原の虹」を読み、300年あまり続いた清朝の歴史に興味を持ち、北京の紫禁城に行かずとも本物が観れるというので出かけた。四千年の歴史を持つ中国だけあって、観るものすべてが「すごい!」の一言。巻物から、掛け軸から、乾隆帝が着た服まで展示されていた。

目玉の「清明上河図巻」は、なんと180分待ち。上野のパンダじゃあるまいし。夕方になれば少しは短くなるかと思い、16時過ぎから並んだが、結局時間は縮まらず、次の予定があったので、惜しくもパス。残念。
しかし、他の図巻もそん色がなく、よくもこれほどの絵を描いたものだと感心した。
いつか実際に紫禁城に行ってみたいと思いつつ、小雨の降る国立博物館を後にした。