真夏の蝉

猛暑です。きょうはほぼ体温スレスレまで気温が上がり、体調も変になりそうな一日でした。

8月も中旬になると、蝉の声が夏の暑さと協奏する。多摩センター駅から我が家に向かう途中に「レンガ坂」という長い坂がある(写真)。左右に背の高い木々が立ち並び、左には中央公園(カタカナで言うとセントラルパーク)があり、ここにもたくさんの木がある。

そのレンガ坂を歩くと、夥しい蝉の声が左右の木々から聞こえる。頭上は蝉の声で充満している。「ミンミン」と聞こえるからミンミン蝉だ。おそらく数百匹の蝉が一斉に鳴いているだろう。
毎年そうだが、蝉の声は残暑を連想させる。もうそんな時期。

ふと、目を地にやると、鳴き疲れ力尽きたのか、あわれな蝉が仰向けになって往生している。このような光景があちこちで見られる。中には、すでに蟻の冬ごもりの食糧になっているものもある。

しかし、この暑さ、カラスも普段は「カァー」と鳴くのに、きょうは「ヵアーー」と鳴いていた。黒装束でさぞ暑いのだろう。

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