勤労感謝の日、久しく訪れていなかった箱根に行ってきた。
紅葉が深まっている強羅の彫刻の森を下り、宮の下から遊歩道に入る。過去何回も箱根を訪れているが遊歩道は初めて。一緒に行った友人の案内で、チェンバレンの遊歩道を歩く。うっそうと茂った木々の中を通り過ぎると渓谷に出る。途中、豊臣秀吉が小田原城を攻めた際に入湯したといわれる太閤石風呂をはるか下方に観る。
渓谷に架けられた吊り橋を渡り、川のせせらぎを聞きながらさらに先に進むころには、あたりがうす暗くなってきた。日が落ちるのが早い。夢窓国師山居の跡を訪れた後、夢窓橋を渡ると、専用のケーブルカーを持つホテル対星館が現れた。これで遊歩道の終わりとのことだったが、最後のとどめに長い石段と坂があり、ひざが笑いかけた。
かくして、2時間弱のハイキングを終えた。夜は友人の別荘で温泉に入り、日本酒をいただく。